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本日リユースブックストアで「響 コミックセット」 を買取致しました。

〜小説家になる方法〜

小学館・ビッグコミックスペリオールで、2014年から連載中。作者は、柳本光晴。いつでもどこでも本を読んでいるちょっと変わった少女・鮎喰響。彼女の破天荒な振る舞いに、まわりは振り回されっぱなし。でも、その一貫した姿勢ととんでもない天才っぷりに、みな魅了されていく…響は、どこまでいくのか!?目が離せない展開で、物語はぐんぐん進みます。

2017年に、マンガ大賞2017大賞を受賞。2018年に、欅坂46の不動のセンター・平手友梨奈主演で映画化。イメージ、ぴったりです。

スマホの普及や電子化の波や何やらで、出版不況と言われるようになって久しい昨今。文芸雑誌「木蓮」編集部も、なかなか士気が上がりません。新人賞の応募作を読みながら、手応えを感じられないことに焦りを感じる若き編集者・花井ふみ。読まずに捨てられていた、データ入稿という応募要項を無視した手書きの原稿を何気なく手に取り、つらつらと読んでいくうちに、彼女の目に火が灯ります。

作者の名前は、鮎喰響。

本人に連絡を取ることも出来ず、このままではボツにするしか無いのはわかっていても、この小説が文芸界の歴史を変えるかもしれないと直感的に感じている花井は、なんとかしたいと、とりあえず、データ化するべく、テキスト打ちを始めます。これだけの作品を送ってきたのだから、きっと本人からコンタクトがあるはずだ、と信じて…

一方、響。彼女は、高校に入学したばかり。響のことが大好きな幼馴染の椿涼太郎に纏わり付かれながら、それを無視して本を読みながらの登校。文学部に入部しようと部室に行くと、そこは不良の溜まり場に。新入部員は募集していないから出て行けといわれ、それでも入部を言い募る響に「殺すぞ」と凄んで脅しをかける塩崎隆也。響はおもむろに隆也の指をつかみ…躊躇なく折ります。

殺し合いだと思ったからやられる前にやっただけだと呟く響。

翌日、再び文芸部へむかった響と涼太郎。響は、文芸部の2台の書架を眺めて、おもむろに一冊の本をもう一方へ移したところで、部長の祖父江凛夏が入ってきます。隆也たちはもうここへは来ないことと、二人の入部を歓迎することを伝えながら、響が移動させた本を戻す凛夏。この2台の本棚の意味が響にわかっていて、その感覚の共有を喜びながら、それでも問題の一冊の扱いは譲れないのです。

涼太郎に手の届かない本棚の一番上にその本を乗せさせ、「昨日の一件であなたがどんな子か、だいたいわかってるつもり。自分に絶対の信念を持って、それを一歩も譲れない。でもね、あなたは一人で生きてるわけじゃないし、社会にはルールがある。ここは文芸部で、私は部長。あなたは後輩。最低限の敬意は持ちなさい。響ちゃんが悪い子じゃないってこともわかるよ。」置き場所攻防は収まったと思われたのもつかの間…平然とその本棚を倒す響。「先輩、すいません、うっかり棚を倒しました。後輩の私が、責任を持って直します。」絶句するしかない凛夏。響の信念は、あまりにも頑強なのです。

それはそうと…5人以上部員がいないと部活として認められません。とりあえず、響と涼太郎が来るより前に入部希望で訪れたものの、隆也たちに追い払われ入部できずにいた関口花代子を勧誘します。高校デビューを目論んで見た目はそれっぽく派手めにしてみたものの、性格はそう簡単に変えられるものではない引っ込み思案な花代子が、入部したい気持ちがあるのにも関わらずぐずぐず応えられずにいると、入部するのかしないのかと響が威圧的に即答を迫ります。「小柄でメガネで髪のセットもしなくてダサい」のに、その堂々とした響の姿に圧倒され、憧れ、花代子はやっとのことで入部を表明。あと一人。凛夏は、部員が足らなくなった責任は響にあるのだからと、残り一人の勧誘を任せます。その言い分に響も納得し、一人心当たりがあるので明日つれてくると約束します。

翌日。響が勧誘にむかった相手は…隆也。密かにあとをつけていた凛夏と涼太郎も、さすがにびっくり。凛夏は中学生の頃からの友人である隆也のことはわかっているので、暴力を振るうようなことはないと思いつつ、先の展開が読めず、戸惑います。

やりとりが周囲の注目を浴びそうな気配を察し、屋上へ場所を移す隆也と響。「こっから落ちろ」という隆也。それで指を折った落とし前として、それが出来れば文芸部にも入ってやる、と。もちろん、本気で言っているのではなく、無理難題を言うことで響が折れて頭を下げることを目論んだのですが…屋上の縁に立ち「どうぞ」と、隆也に押すように言う響。指を折ったのは自分で、その落とし前なら押すのが当たり前だ、ということらしいのです。さすがにびびった隆也は、その度胸に免じるから戻れと言うしかなく、一件落着…なはずだったのですが、そこへびゅぅ〜っと風が…後ろ向きに落下していく響。涼太郎が下の階の窓から手を伸ばしなんとかキャッチして、ことなきを得、一同ほっと胸をなでおろします。5人となってやっと活動できることになった文芸部は、尋常じゃなさすぎる響に、振り回されるところから始まったのでした。

データ化した鮎喰響の“お伽の庭”を新人賞の応募作に紛れ込ませた花井。響探しの猶予は、2次審査が終わるまでの3ヶ月。とそこへ、アクイと名乗る者から、新人賞担当あてに、電話が入ります。話をしているうちに、そのアクイが鮎喰、つまり鮎喰響、本人からの電話であることに気付きテンパる花井。響は、応募要項を今さっき知って、それで電話をしてきたのです。すでに読んだという花井に「どうだった?」と聞く響。花井はどれだけ絶賛しているかを熱く語り、響は自分の価値観や感じ方、物の見方を詰め込んだその作品がすでに読まれて受け入れられ、自分は間違ってないという思いに満足し…「ありがとう」の一言を残して、電話を切ります。

花井は、せっかく待ち焦がれた連絡が入ったにも関わらず、連絡先を聞きそびれて愕然とし、響探しを諦めかけますが、日常の仕事をこなしていく中で、思いがけず、響本人に遭遇。それは最悪の出会いだったのですが、これで惚れ込んだ作品を世に出すことが出来ると喜ぶ花井もまた、響に振り回される一人になっていくのです。

そして、ここから響の作家としての快進撃は始まります。はちゃめちゃな行動と、年上だろうが大作家だろうが、誰を相手にしても臆することなく自分の信念の赴くままをぶつけ、あらゆるトラブルを引き起こしつつも、その才能は誰もが認めるところとなっていくのです。媚びることもぶれることもない響は、やっかいだけど、かっこいい。そして、彼女を利用しようとする相手はどんどんデカくなっていき、それを軽々超えていく響は、いったいどこへ向かうのでしょう?このワクワク、体感しないともったいないです!ぜひ、ハマってください。

リユースブックストアでは「響 コミックセット」をはじめとするコミックセットを買取致しております。
読み終わった本などがあればぜひリユースブックストアにお持ちください!

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