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本日リユースブックストアで「巌窟王 Blu-ray BOX」 を買取致しました。

巌窟王は2004年から2005年に放送されたテレビアニメ。監督は「シン・ゴジラ」のゴジラデザインでも知られる前田真宏さんです。アニメーション制作はGONZOが担当しました。

巌窟王は、アレクサンドル・デュマの小説「モンテ・クリスト伯」をベースに、スペースオペラとして再構築された斬新な世界観が特徴。原作は19世紀のフランスが舞台ですが、この巌窟王では未来のパリや月面都市ルナを舞台としています。
宇宙船が登場したり、決闘がロボットのような鎧で行われたりと、SFファンでも楽しめる世界観です。
もちろん原作の通り、メインとなるのはモンテ・クリスト伯爵の復讐劇。復讐に生きるしかなかった伯爵の苦悩を、ベテラン声優の中田譲治さんが見事に演じています。「待て、しかして希望せよ」というモンテ・クリスト伯爵の名台詞は、とても切なく、かっこよく響きます。

巌窟王の主人公は、原作では脇役に過ぎなかったアルベール・ド・モルセール。モンテ・クリスト伯爵の復讐相手の一人である、モルセール将軍の息子です。
刺激を求めて親友のフランツとともに、ルナのカーニバル見学に訪れたアルベール。アルベールはルナで出会った謎の貴族、モンテ・クリスト伯爵に魅了されていきます。しかしそれは、モンテ・クリスト伯爵の復讐劇の序幕にすぎなかったのです。
友情を裏切られたモンテ・クリスト伯と、友情を手にしながらもその大切さに気付けないアルベール。復讐する者であるモンテ・クリスト伯と、復讐に巻き込まれる側のアルベール。2人の対比を軸に、物語が進んでいきます。
アルベールの視点で描く新たな「モンテ・クリスト伯」は、原作をすでに読んだ人にも衝撃を与えること間違いなしです。

アルベール役の福山潤さんは、この作品が声優の転機となったと語るほどにアルベールを熱演。アルベールが持つ青年ならではの純粋さ、いい意味での青臭さといった魅力を体当たりで演じました。
特に巌窟王の中でも1、2を争う人気エピソードである第18話。とある重要キャラクターの最期が描かれます。この話の最後に見せる福山潤さんの演技は、キャストもスタッフも納得がいくまで何度も挑戦したシーンだそうです。その甲斐あって初めて見たときは、パリの朝日の中に放たれるアルベールの一言に、自然と涙があふれました。

巌窟王はアニメ作品でありながら、絵画のような美しい映像をつくり上げています。オープニング映像はまるでレトロ映画のような儚げなフィルム。それとは対照的に本編では彩色にテクスチャーを使い、幻想的で魅惑的な雰囲気になっています。アニメを見慣れている人ほど、画面の情報量の多さに衝撃を受けるかもしれません。
こうした斬新な手法を用いた映像は高く評価され、2005年の東京国際アニメフェアなどで賞を受賞しています。

貴族の華々しい世界を彩る衣装にも注目です。実は最終回の一部の衣装は、あの世界的ブランド・アナスイがデザインしたもの。テクスチャーを用いて柄物も容易にアニメの世界で動かすことができた、巌窟王ならではのコラボレーションです。

放送からかなりの時間が経った今でも、巌窟王のようなアニメはないといっても過言ではありません。映像もストーリーも、唯一無二の魅力に満ちた作品。極上のオペラのようなこの作品を、ぜひBOXで楽しんでください。

リユースブックストアでは「巌窟王 Blu-ray BOX」をはじめとするアニメDVDを買取致しております。

見終わったDVDなどがあればぜひリユースブックストアにお持ちください!

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