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本日リユースブックストアで「リインカーネーションの花束 コミック版」を買取致しました。

だれしもが何かしらの才能をもちたいと願ったことがあるのではないでしょうか。昔の偉人たちのような発見や、偉業の数々を鑑みても、どのような才能があればそれらを成し遂げることができるのかと考えたことがあるかと思います。努力、努力、努力、、、どれほどまでに努力したところで才能の前には追い付くことすら許されない、そんな思いにとらわれたことがあるのではないでしょうか。他人と比較して劣等感を抱いて、なんで自分にはこういう才能がないのだろうと自分を強く責め、落ち込み、こういう才能があれば自分の人生は少しでも違ったものになったかもしれないと考えたことがだれしも一度はあるのではないでしょうか。
これはまさしくそんな才能を求めた主人公たちの話です。

あらすじは、自らの首を切ることで前世の才能を得ることができる“輪廻の枝”というものが存在し、高校生の扇寺東耶はクラスメイトの灰都がその枝を使いシリアルキラーと戦う場面に遭遇してしまいます。
この戦いで灰都らに認められた東耶は、自らも輪廻の枝を手に入れ、前世の才能を得ます。東耶は灰都ら多くの偉人が集う“偉人の杜”に参加し、数々の戦いに巻き込まれることになるといったのが簡単なあらすじとなります。才能を得るために首を切るというのは、たとえ前世の才能を得られるとしてもなかなかな勇気がいりそうです。しかし、それほどまでに才能が欲しいからこそ、これらの登場人物は首を切ります。
この才能も種類が多くあります。シリアルキラーと呼ばれる大量殺人鬼の才能から世紀の発明をする才能、はたまた二刀流の剣術の才能もあればあらゆるものを盗み出す才能まで多岐にわたります。
首を切って得られる才能は自分で決して選ぶことができません。決死の覚悟を持って得た才能が罪人の才能だったら、、、もちろんその描写もあります。
一般人が人の役に立つような才能を求めていざ首を切ったら、人殺しの才能を得てしまったら、、、考えるとぞっとします。

才能がなくて、才能を欲しくてあえて罪人の才能を欲しがる人もなかなかいないでしょう。そんな中、その才能を手にしてしまった人々は、その才能に飲まれてしまいその才能の衝動に突き動かされてしまいます。
そして結果的に、人殺しの才能を得てしまった場合には、人殺しをするようになってしまいます。才能というものが怖いというのもこの漫画内では分かります。才能の使い方を誤るとそれだけで才能に飲まれてその力に溺れてしまいます。理想は才能を理解したうえでそれを適切に使うことなのでしょうが、分かっていてもそう簡単に人は自分自身を制御できません。

罪人の才能を得てしまった人々は、人殺しをするようになった人もいますが、かろうじて自我を保ちながら自分の散り際を探し求めて次第に、項羽のもとに集まるようになります。この項羽の下、罪人格は集まり偉人の杜と戦うようになります。偉人の森は、誰しもがうらやむような才能にあふれています。天才数学者のノイマン、万有引力のアイザック・ニュートン、他にもアインシュタインなどなどがいます。彼らのような才能があれば確かに、首を切った甲斐があると言えますが、彼ら自身もその才能を持て余してしまっているのが現実です。才能を持て余すなんてことは、何も持たない私からするとなんて贅沢なことなんだと思いますが、先に述べたような罪人の才能であったり、自分で扱いきれないような才能であったら確かに持て余してしまうのかもしれません。

その才能を持った人々が集まって、才能のない人々を淘汰するようになったら、そんな話も後半では出てきます。才能に満ち溢れている人々からしたら、一般的なものはすべて窮屈に思えてしまうかもしれません。そして、その窮屈さから抜け出したいと考えるのはある意味当然のことなのかもしれません。それらの偉人たちとの戦いにに至るまでにも、項羽の下に集まった罪人格と偉人の森での戦いでは首を切った“廻り者”同士での戦いにより、満たされていく“廻り者”がいる描写も多く見られます。この漫画を読んでいると、人はだれしも満たされないのかもしれないなと考えます。才能がないと妬むし、才能があればあれで退屈になるし、人はものすごく欲深い生き物なのかもしれないと漫画にしては考えさせられます。

持つものと持たざる者どちらが幸せであるのかはわかりませんが、少なくとも、主人公や主人公の周りの人物たちは才能を得てからも、自分はこの才能をどのように生かしていけるだろうかと考え行動します。そして、その才能の適切な使い方や他の“廻り者”との対決によって自分はなんなのだろうと考えさせられるようになります。才能が欲しいと思ったことがある人は読んでみると何か考えさせられることがあるかもしれません。ぜひご覧になってください!

リユースブックストアでは「リインカーネーションの花束 コミック版」をはじめとするコミックセットの買取を致しております。
読み終わった本などがあればぜひリユースブックストアにお持ちください!

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