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本日リユースブックストアで「ベルサイユのばら コミックセット」 を買取致しました。

『ベルサイユのばら』

1972年から約1年、「マーガレット」で連載され、「ベルばら」の愛称で長く読まれてきた作品です。作者は、池田理代子。

フランス革命前後のベルサイユを舞台に、貴族社会の華やかさや市民の苦しみが史実をふまえて丁寧に書かれ、凛々しく気高い男装の麗人・オスカル、フランス・ブルボン王朝の若く美しい王妃・マリー アントワネット、二人が想いを寄せる容姿端麗で知的なスウェーデン貴族・フェルゼン、そして、オスカルを陰日向に支え愛し続ける幼馴染のアンドレ…そんな彼らに、読者は魅了され、夢中になりました。

その後、宝塚歌劇団でミュージカルとして1974年に初演。世界観がぴったりはまって大人気演目となり、それから40年以上、進化しつつ公演され続けています。そして、1979〜80年に放送されたテレビアニメで、その人気はますます高まり、以降、劇場版アニメや実写版映画なども上映。さらに、オスカルやマリー アントワネットがキャラクター化されて、化粧品やかるた、パチンコ台にも登場したり、同名のバラやワインが開発されたり、最近ではスマホゲームやイメージカフェとコラボレーションするなど、年齢性別関係なく誰もが知っている存在となりました。

キャラクターがあまりに有名で、史実としてのフランス革命をベースにしているので、だいたいの話の流れは結構知られているものではありますが、作者が生み出したキャラクターであるオスカルとアンドレが、ほんとに生きていたように史実の中に溶け込んでいて、その存在感に圧倒されながら、池田理代子ワールドにグイグイ引き込まれます。一冊手にとってパラパラと読み始めたら、もう止まらない。一気読みになること必須です。

時は18世紀。栄華を極めたフランス・ベルサイユのブルボン王朝。豪華絢爛な宮殿では、着飾った貴婦人たちが、毎日のように華やかなサロンを開き、毎晩のように舞踏会で恋の花を咲かせ、贅沢三昧な日々を送っていました。

そんな折、オーストリア帝国・ハプスブルグ家の皇女マリー アントワネットが、14歳で皇太子妃として嫁いできます。夫のルイ16世は、優しい性格ですが気が弱くておとなしく、趣味である読書や鍛冶、狩猟に夢中であまり相手をしてくれず、マリーは心細い日々を送っています。そして、18歳になったある晩、パリ・オペラ座の仮面舞踏会で留学中のスウェーデンの貴公子フェルゼン伯爵と出会い、恋に落ちます。

一方、オスカル。ジャルジェ伯爵家の娘5人の末っ子。フルネームは、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。父・ジャルジェ伯爵は、跡取りの男児を欲しがったが叶わず、産声が際立って元気だった末娘のオスカルを後継と決め、男として育てたため、文武両道の男装の麗人となります。冷静沈着でいながらときに熱く、どこまでも気高いオスカルは、女性で同い年ということもあり、マリー アントワネットの護衛に就き、彼女に深い信頼を寄せられます。そして、ともに出会いマリーの恋人となったフェルゼンに、オスカルもまた、強く心惹かれてしまいます。

オスカルの乳母の孫であるアンドレは、両親を亡くして8歳で祖母に引き取られ、オスカルとは一緒に育った幼馴染にして従卒。身分違いのため決して口には出せませんが、ずっと密かに彼女を愛し続けています。

そんな中、国王が亡くなり、ルイ16世が即位。マリー アントワネットは王妃となり、周りのさまざまな思惑に踊らされるように、贅沢な生活に拍車がかかり、浪費も激しくなっていきます。重税と貧困に喘ぐパリの民衆の不満は徐々に高まり、やがて、マリーは民衆から憎まれるようになっていくのです。

そこから物語は、フランス革命へと突き進んでいきます。登場人物たちが、いろんな形でその渦に巻き込まれ、翻弄されていく姿からは、もう目が離せません。

民衆の悲惨な状態を知り近衛兵をやめて衛兵隊に加わったオスカル、苦しみながらもなおもオスカルを愛し守り続けようとするアンドレ、マリーを心から愛しなんとか国王一家を救おうと奔走するフェルゼン、己の運命を受け入れていくマリー…彼らの想いは届くのか、それぞれの愛は実るのか…結末を知った上でもなお、たとえほんの一瞬でも彼らに幸せな瞬間が訪れてくれたらと胸熱く祈るような気持ちで、最後の1ページまで読み進めてしまいます。

壮大な物語の中には、数多くの名台詞があります。「お前はあれの影になれ 光ある限り存在をかたちづくる影となって無言のままそいつづけるがいい」「いっさいがわたくしを御身がもとへみちびく…!」「ともに死ぬために戻ってまいりました…あなたの忠実は騎士にどうぞお手を…」「受けとってください わたしの…たったひとつの愛の証です…身をひきましょう…」「このフランスで得たわたしの最高の友人!尊敬もし ともに語り ともに苦しんだ…失いたくないただひとりの素晴らしき友人!君に会えたことをしあわせに思っている!」「せめて嵐の前に愛しい我が子を安全な巣の中へ逃したい…我が子の身を心配しないではいられない わたしたちを…愚かだと笑いますか…」上げだしたらキリがありません。いつどこで誰が誰に言ったセリフなのか…ぜひ、探してみてください。

リユースブックストアでは「ベルサイユのばら コミックセット」をはじめとするコミックセットを買取致しております。

読み終わった本などがあればぜひリユースブックストアにお持ちください!

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