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本日リユースブックストアで「弱虫ペダル コミックセット」 を買取致しました。

 

 

ロードバイクブームの火付け役!女性人口の少なかったロードレース・自転車競技の女性ファンの比率を変えた、男女ともに愛され大ヒットとなった作品です。アニメ化・舞台化・映画化と破竹の勢いで人気を伸ばしていき累計発行部数もとうに2000万部を超え、その勢いは未だ留まるところを知りません。内容としては部活スポーツ漫画に分類され、仲間との絆やライバルとの切磋琢磨、チーム競技ならではの戦略や、大きな壁にぶつかった時の挫折など、魅力的なキャラクターと彼らを彩るエピソードの数々。物語は基本的に坂道の所属する自転車競技部にスポットライトが当てられ、レースにまつわる内容か、レースに向けての練習が描かれます。そのため、「めくるめく男子高校生の日常」を期待するよりはむしろ、血と汗、努力と苦しみからのカタルシスを求めて読まれるべき作品となっています。

 

主人公・小野田坂道は千葉県に住むオタク趣味の新高校1年生。交通費を浮かせガチャガチャを回すために、ママチャリで秋葉原に通い詰める生活を送っていました。同じ趣味で語り合えるオタク仲間を求めアニメ研究部に入ろうとした彼でしたが、廃部になっていることを知ります。そこから、高校で新たに出会った自転車競技経験者の同級生たちとの出会いを経て、「自転車で走ること」の楽しさを見出すことに。競技としての自転車は全くの未経験である坂道でしたが、性能の悪いママチャリで長距離を走り、激しい角度のついた坂道のある家と学校との往復を日々こなしていた経験によって、本人も知らず知らずのうちに競技者顔負けの強靭な足腰を手に入れていました。「自分が勝ったらアニ研に入部してもらう」という条件で無謀にもママチャリ対ロードバイクの戦いに挑んだ坂道は善戦の末ミニレースに敗北してしまいますが、そこで初めて知った自転車レースの楽しさに魅入られ名門と謳われる自転車競技部に入ることになります。部活のメンバーと共に目指すのは、夏のインターハイ。インターハイに向けての強化合宿を乗り越え、総合優勝を狙う……というのがメインストーリーです。

 

本作の大きな魅力は、個性的なキャラクターと彼らの織り成すチームとしてのバランス。それぞれ平坦な道が得意な短距離走者であるスプリンター、上り坂が得意なクライマー、どの道も平均的に得意としているオールラウンダーというようにチーム戦における役割がはっきり分かれており、各校のチームごとに構成が違っています。「ゴールを目指す」という過程において、必要なのはバランスの良いパーティーメンバー。レースごとに異なる「ゴール」、ある時は山頂、ある時は平坦な道というように設定されており、必要となるメンバーも変わっていきます。強豪校であれば野球さながらのポジション争いがあり、たった6人分しかない枠を争うことにもなるのです。主人公は強い足腰と「ケイデンス」と呼ばれるペダルの回転数の多さを活かした「クライマー」としてチームに迎え入れられることになります。

直情的で熱くなりやすいスプリンターであったり、時に冷静な司令塔であることを求められるオールラウンダー、独特の世界観を持っているクライマーと大きな枠はあるものの、キャラクター一人一人のキャラクターがとにかく濃い!とにかく素直で、言われたことを愚直なまでにこなしていく主人公はピンチの時には好きなアニメソングのリズムに合わせて歌いながら走るという一面を持っていたり、強い競技者として認知されても崩さない謙虚過ぎる姿勢が特徴的。関西弁を使う真っ赤で派手な出で立ちの同級生スプリンターや、「ピークスパイダー」という二つ名を持つクライマーの先輩、常に何かしらの補給食を口にしているライバル校の三年生や、とにかく筋肉を鍛え上げる二年生……と、一人一人のインパクトが強い。一度出たら忘れられないような、主役級のキャラクターが惜しげもなく投入される贅沢さです。

 

そして、スポーツ漫画を読む上で誰もが期待する「熱さ」。少年漫画らしい努力、青春という点に関して、この自転車競技というややマイナーなスポーツは他のメジャーなスポーツにひけを取らない熱量を誇っています。チーム戦でありながら、ゴールにたどり着くのはたった一人。協力しあい背中を預け合う仲間とも、最後は争うことになる。それゆえに、味方としてただ励まし合うだけではなく、明確に「ライバル」としての関係性が生まれます。三日に渡って開催されるインターハイは体力面だけではなく、心の強さも要求される場面もあり、葛藤や迷いを抱えたまま限界の戦いをするスリリングな部分も。それぞれが乗り越えるべき壁は様々ですが、何より「自分にまけない」ことを要求される競技です。個人競技でもあり、団体競技でもある……だからこそ織り成される駆け引きに、正面から体当たりしていくような主人公の姿は手に汗握り、応援したくなってしまうもの。高校生特有の幼さと、がむしゃらに汗を流す姿は必見!

 

今までとはひと味もふた味も違う「自転車競技」を題材にした今作は、老若男女問わず楽しめる名作です

 

リユースブックストアでは「弱虫ペダル コミックセット」をはじめとするコミックセットを買取致しております。

 

読み終わった本などがあればぜひリユースブックストアにお持ちください!

 

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